隙間時間、有効に使っていますか?
子どもの毎日は忙しく、テストや受験対策の勉強時間はかなり頑張らないと、十分な時間を確保できません。
そこで活用したいのが、隙間時間を使った勉強法。
すでに取り入れている方も多いのではないでしょうか。
1日30分の隙間時間を使うと、年間で182時間も勉強できる計算になります。
朝の身支度、通学時間、入浴中などの隙間時間を組み合わせれば、30分は捻出できます。
今回は、隙間時間を使った勉強法のメリット・デメリットやおすすめの勉強法、隙間時間をさらに有効活用できる「5分間TODOリスト」について解説していきます。
隙間時間に勉強するメリット
くり返し勉強するので定着しやすい
隙間時間によくやる勉強は、単語や公式を覚える「暗記系」の勉強です。
これらをくり返すことで、頭に定着させることができます。
単語や公式はじっくり腰を据えてやるより、短時間でいいので何度も復習することが効果的。
勉強時間のメリハリがつく
せっかくまとまった時間で勉強できる時、単語を覚えたりながら勉強に費やすのはもったいないですよね。
隙間時間に小さなタスクをこなしておくことで、まとまった時間は問題集を解くなど、ボリュームのある勉強に集中できます。
先に単語や公式を覚えておくと、理解度も上がりますよ。
隙間時間に勉強するデメリット
ストイックにやりすぎてしまう
隙間時間は、作ろうと思えば案外捻出できてしまうもの。
そのため、空いた時間は全て勉強に費やすというスケジュールを組む子どももいます。
しかし、逆効果になることも。
特に注意してほしいのが、睡眠時間を削ってしまうことです。
記憶の定着には、まとまった睡眠時間が必要といわれています。
つまり、睡眠時間を削って勉強するのは逆効果になるのです。
また、睡眠時間が短いと、起きている時の集中力も低下します。
テストや受験本番に体調を崩してしまうことも。
睡眠時間はしっかり確保した上で、隙間時間を有効活用しましょう。
隙間時間におすすめの勉強法
音声学習で「ながら勉強」をする
朝の身支度をしている時など、ながら勉強におすすめなのが音声学習です。
聴覚を使う勉強法は、暗記に効果的といわれています。
家で音読できる環境なら、音声を流しながら音読するとさらに暗記効果アップ。
声に出す・自分の声を聞くという二重の効果があるのです。
動画や学習アプリを使う
通学時の電車内など、参考書を広げられない場面では動画や学習アプリの使用が便利。
スマホがあれば勉強できるので、狭い空間でも勉強に集中できます。
イヤホンをつけるので、周りの雑音に惑わされるに勉強できるのもメリット。
単語帳や参考書を使う
古典的な方法ですが、単語帳や参考書を使うのもいいですよ。
学校のテキストをそのまま使うので、テスト範囲に絞って勉強することが可能です。
また、単語帳を作る時や参考書に暗記ペンを引く時に、要点を自分でまとめられるのもポイント。
隙間時間を有効活用!5分間TODOリストとは
通学中や学校の休み時間など、有効活用したいすきま時間。
それ以外にも、不意に訪れる時間ってありますよね。
例えば、夕飯までの数分。お風呂が沸くまでの時間。
わざわざ動画を立ち上げたり、参考書を持ってくるほどの時間がない時です。
そういう時のために、5分間TODOリストを作っておくのはいかがでしょうか?
「5分でできることなんてない」と思うかもしれませんが、探してみると案外見つかるものです。
例えば単語帳を開いて、10個だけ覚えるとか。
これが身につくと、勉強以外にも応用できます。
5分間でさっと自分の部屋を掃除する。お小遣い帳を記録する。
規則正しい生活習慣が身に付きます。
大人も使える5分間TODOリスト
5分間TODOリストが使えるのは、子どもだけではありません。
大人も毎日忙しいので、この5分間TODOリストで日々の家事や仕事を楽にしましょう。
例えば、5分あれば以下のことができます。
- 財布を整理する
- 買い物メモを作る
- 台所のシンクを磨く
- 洗剤の詰め替え
家事だけでなく、体のケアに充てるのもおすすめです。
- 爪を整えてネイルオイルを塗る
- スクワットやストレッチをする
- ハンドクリームを塗る
- お気に入りのアロマを焚く
ほっと一息ついて、自分を癒すことも大切です。
5分間で何をする? と家族で話してみるのも楽しいですよ。
たった5分間、されど5分間。有効に使いましょう。